最初は手軽さからシリアルポートから電源を供給するタイプにしようと思ったのですが、調べているうちにUSB<->シリアル変換アダプタや一部の省エネノートPCでは電力不足で動作しないことがあるということが分かり、もっと確実に書き込める(はずの)ライタを製作することにしました。 (MAX232などのインターフェースICを使ったブースターの使用も考えたけれど、これも確実では無い様子)
また、普段使うPICは18P(特に16F88や16F84A)が多いそうなので8〜18Pに対応できれば良しとします。(8P使う時には下駄みたいなものを使用?)
ついでにICSP(In-Circuit Serial Programming、ISP(In-System Programming)ということもある)も使えれば便利そうなので、接続用の端子を設けることにします。
最終的な目標は以下の様になります。
項目 | 内容 |
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使用可能ピン数 | 8〜18P(40Pまでいけると尚良し) |
使用可能PIC(最低限) | 16F88, 16F84A |
PICとの接続 | ICソケット or ZIFソケット (or ICSP) |
PCとの接続 | シリアルポート or USB<->シリアル変換アダプタ |
外部電源 | 使用 |
互換性 | JDMプログラマ互換 |
書き込みソフト(最低限) | IC-Prog 1.05D |
回路は PICを始めよう の「JDM互換 オリジナル PIC プログラマー Type2」を参考にさせていただきました。
![]() 回路図(クリックで拡大) |
![]() 配置と基板パターン(クリックで拡大) |
配置の仕方などが微妙なのは気のせいです。実は私はこれが初めてのパターン設計というのもきっと気のせいです。
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ICSP用の端子は下記の様になっています。ピン番号はLEDに近いほうから1〜5です。
ピン | 信号名 |
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1 | MCLR(13V) |
2 | Vdd(5V) |
3 | Vss(GND) |
4 | RB7 |
5 | RB6 |
回路図と基板パターン作成はEAGLEを使用しました。本当はもっと高密度にできるのかもしれませんが(というかできると思う…)製作のしやすさと確実な動作のためにこのようになりました。
(クリックで拡大)
とりあえず、感光とエッチングの終わった基板です。